「グレーゾーン」との向き合い方―「グレーゾーン」って結局なんなのか、ラベルよりも大事なこと

「それって発達障害なんじゃないの?」と言われた時の返し方

「息子が発達障害のグレーゾーンなので、薬を飲んでいる」と話すと、 「それはグレーゾーンじゃなくて発達障害なんじゃないの?」 と言われることがあります。

どういう意図で聞かれているのかわからないので、私にはただ事実を答えることしかできません。返す答えはいつもこんな感じです。

「発達クリニックに通っていて、WISKの検査もして、そのうえで主治医の先生が診断名は出ませんと言ったので、それに基づいて話しています。」

発達障害と言われたくないわけでもないし、グレーゾーンだからどうなんだ、と何か伝えたいメッセージがあるわけでもありません。

ただ、事実をそのまま伝えているだけなのです。

夫の一言で気づいたこと

息子は小学4年生から発達クリニックに通い始め、今は高校1年生になりました。
このブログを始めるにあたって夫に話をしたら、こんな返事が返ってきました。

「え、〇〇(息子の名前)ってグレーゾーンなの?ただの特性でしょ?」

長らく発達クリニックに通い、薬を飲んでいることも当然ながら知っています。
それなのに、夫は「ただの特性」だと思っていたのです。

この言葉を聞いて改めて感じたのは、どんな風にとらえようが、それは人それぞれ自由だということでした。

どんなラベルを貼るか、よりも大切なこと

どんな診断結果だったとしても、息子の状態そのものが変わるわけではありません。

  • 息子の状態を正しく把握できること
  • 快適に日々を過ごせるための対策が取れてること

この2つのために、クリニックに通っています。

息子を「発達障害」と思われようが、「グレーゾーン」と思われようが、「ただの特性なので別に…」と思われようが、私にとってはどうでもいいことなのです。

ただ、ちょっと気になるのは成人後のこと

ただ一つ、これから先を考えたときに気になっていることがあります。
それは、息子が成人したとき、診断名がつくのかつかないのかは、もしかしたら大きな違いになってくるかもしれないということです。

もし、発達障害という診断がおりれば、障がい者手帳をもらうことも可能になるんです。
(申請は義務ではないし、発達障害であるということを公表するのも自己判断です)

そうすれば、行政からの手当てがついたり、就職の仕方も変わってくるかもしれません。

いったい、どれくらい社会に順応できるのか。
もし、どうしても普通の会社員として働けないなら。
そして、自営など組織に所属しない働き方も難しいなら――。

そのときは改めて、検査を受ける必要が出てくるかもしれません。