息子にスケジュールを正しく把握させるのは、なかなか大変です
- ① 直前に予定を知らされるのを嫌う
- ② 何度も予定を繰り返し言われるのを嫌う
- ③ 自分にとって優先度の低いものはすぐ忘れる
この3つの要件を満たしているので、そこをうまく調整して、抜け漏れのないようにアラームを立てなければならないのです。
① 直前に予定を知らされるのを嫌う
息子は、どんな些細な用事でも直前に言われることを嫌います。
息子が新しいスニーカーが必要だというので、「買いに行こう」と言うと、 「今日は嫌だから明日がいい」となり、学校から持って帰ってきたお弁当箱を「出して」と言うと、 「あと10分後に持って行く」と言います。
その場で言われたことをするのが、嫌みたいなんです。
② 何度も予定を繰り返し言われるのを嫌う
一度伝えても忘れるので、何度も確認したくなりますよね。
「昨日言ったけど覚えてるよね?」 「さっきのあれ覚えてるよね?」
と聞くと、「知ってる!」「何度も言わないで!」と切れられます。
③ 自分にとって優先度の低いものはすぐ忘れる
繰り返し言われるのを嫌うので記憶力がいいのかというと、そうでもないのが厄介なところです。
自分が気になるイベントであれば比較的覚えていてくれるのですが、歯医者とか、三者面談とか、興味のないものはすぐに忘れます。
スケジュールそのものを忘れるだけならいいんですが、リマインドされたことすら覚えてなかったりします。
「聞いてないし!」「はあ?初耳なんだけど!?」とか…
2週間前から、何回リマインドするかも伝える
どの予定は何度もリマインドが必要かは私には到底わからないので、編み出したのが「2週間前から、次のリマインドタイミングも含めて告知する」ということです。
例えば、8月14日に予定があるとしたら。
8月1日に「2週間後の14日、月曜日に〇〇の予定があるからね」と伝えるのですが、その時に 「次は、来週、またこの予定について確認するからね」 とも言っておきます。
そして次は8月7日になったら、 「覚えてるかもしれないから、リマインドするって言ったから伝えるけど」 という前置きをしたうえで 「来週の14日、月曜日に〇〇の予定があるからね」 と確認します。
さらに、「あと3日前と前日と当日に、3回リマインドするからね」と予告するんです。
3日前と前日と当日は、 「覚えてるかもしれないけど…」と言いながら確認をする。
息子は、約束したことに対しては守ってくれる傾向があるので、「リマインドする」という約束を果たしている、という方に注意を向けることで怒らなくなったんです。
「スケジュールを確認している」のではなく、「リマインドをする」という宣言通りのことをしているだけ——という捉え方の違いなのでしょうか。
紙に書いて渡すというアドバイスも試したけれど
病院の先生には、「言った、言ってない、でもめると解決しないので、紙に書いて渡すといいですよ」というアドバイスももらいました。
ただ、うちの場合は「紙を渡した、渡してない」でもめたり、冷蔵庫に貼っておいても、貼っていることを知らなかったと言われたり、あまり効果はありませんでした。
文字の方が記憶に残りやすい子であれば、効果があるかもしれません。
やってみて分かったこと
最初にこの「2週間前から告知+3回リマインド」をやり始めたときは、こんなに手間をかけてまでやる必要があるのか、と自分でも思っていました。
他の家庭では、前日にひとこと言うくらいで済んでいるんだろうな、とか。
でも今は、”言い合いにならないだろうか”とドキドキせずに声をかけられるようになったので、とてもいい方法を編み出したと思っています。
もめて、言いあって、落ち着いたら再度声をかけてみて…とするよりも、最初にちょっと段取りを作っておく方がずっと楽です。
改めて気づいたのは、息子は「不意打ちが嫌」なだけで、予定自体を嫌がっているわけではないということです。
スニーカーを買いに行くのも、お弁当箱を出すのも、本人としてはやる気がないわけではなくて、ただ「今、急に言われた」ことに対して反応している。
同じようなお子さんがいたら、「うちの子はやる気がない」とか「言うことを聞かない」と決めてしまわず、何がイヤなのか、本質を探ってみてください。
予定を伝えるたびにぶつかっているご家庭があれば、今回ご紹介した「何度リマインドするか」を先に本人と共有してしまうという方法は、一度試してみる価値があるかもしれません。


