男の子というのは、いろいろやらかすものですが、グレーゾーンの息子はやっぱり平均よりはやらかします。
やらかした時の最大値を比較すれば、もしかしたら他の男の子とそこまで変わらないかもしれないし、他の子の方がやらかしてるかもしれません。
ただ、息子は「ずっと」やらかしモードなんですよね。 (ちなみに、周りから見るとやらかしモードでも、本人にとっては、それが普通モードだったり、むしろ頑張ってるモードだったりします。)
だから、いろいろな人に気づかれやすいし、何度も見かけられやすいんです。
女の子しかいない保護者や、おとなしめの男の子の保護者、発達障害というものを何も知らない人から見ると、関わりたくないな、と思われがちです。
距離を取ってくれるなら、むしろトラブルにならないので助かるのですが、それでも関わってしまうのが学校生活。
まずは、地固めから
私にできることは、息子について正しく知ってくれる人を増やし、何かあった時に味方してくれる人を確保しておくことでした。
その下準備として、まず「母は息子のことをちゃんと把握していますよ」、「何か問題が起きたら対応できる準備はしていますよ」と周知するところから地固めしました。
子どもがトラブルを起こしても、保護者がそれに誠意をもって対応できる人だと認識してもらえれば、少し安心して息子と接してもらえるかと思ったからです。
なので小学校の役員をやって先生方と顔見知りになり、保護者会は必ず毎回参加して、なるべく多くの方と話す機会を持ちました。
そのうえで、こんなことをしました。
ママ友:発達クリニックの話や特性など、全部を伝える
息子の通院状況や特性について、何も隠さずに伝えていました。(息子には許可を取ったうえで)
どんなに怒っても、人に対して暴力をふるうことは絶対になかったので、そこは強調して伝えました。 薬を飲んで症状をコントロールしていることも、子ども同士を遊ばせる際の安心材料になります。
サッカーのコーチ:ボールを蹴ってなくても、練習は毎回見に行く
練習は毎回見に行き、合間をみてコーチと話すようにしました。
砂いじりばかりしている時期もありましたが、息子の特性をわかってくれていたので「少しずつボールを蹴る時間が増えてきてますよ」など、成長を見守ってくれました。
中学入学後:これまでの症状歴をまとめて共有
小学校の時は現在進行形で通院状況を共有していましたが、中学入学時には症状は落ち着いていました。
でも、いつどうなるかわからないので、これまでのすべての情報を共有しました。
スクールカウンセラーと担任の先生には、学校生活における場面別に詳細にケースを伝えました。
中学の部活:体育会的なあいさつはできないかも、と布石を
あいさつや礼儀に厳しい部活の場合、他のみんなのようにはできないので、事前に根回しをしておく必要があります。
大きな声であいさつできないこと、口頭での説明が苦手なことなどを、顧問の先生に事前に直接伝えに行きました。
また、部活の保護者ラインでも軽く触れておき、何か息子のせいで輪が乱れるようなことがあれば母に連絡をもらうよう伝えました。
知ってもらうことの意味
知ってもらったからと言って、伝えた人みんなが味方になってくれるわけではありません。
特性だからといって、何でも許されるわけではありません。
ただ、息子の特性がどういうものかを知っているか知らないかで、相手に与えるダメージは変わると思います。
少しでも相手に与える衝撃を和らげるために、周りのかかわる人たちへの周知は大事です。
完璧な理解者を増やすことはできなくても、「知っている人」を一人ずつ増やしていくことならできます。
その積み重ねが、いざという時に息子の味方になってくれる人を作り、そして何より、息子自身が安心して過ごせる環境につながっていくのだと信じています。


